29歳のとき、私は将来への不安を抱えながら働いていました。お金のことを深く考える余裕もなく、明日はどこで成約を取ろう、どうやってノルマを達成しよう、仕事以外の時間も、そんなことしか考えられなくなっていました。そんなときに出会ったのが『金持ち父さん貧乏父さん』という一冊でした。
この本は、私のお金に対する価値観を大きく変え、 “1億円への道”の最初の一歩を踏み出すきっかけになりました。
ここでは、当時の私に刺さった「3つの気づき」と、そこから人生がどう動き出したのかをお話しします。
思考が人生をつくる──最初に突き刺さった“価値観の違い”
最初に強く印象に残ったのは、「思考が人生をつくる」という考え方でした。
本の中では、金持ち父さんと貧乏父さんの考え方が対照的に描かれています。
貧乏父さんは、「私は絶対にお金持ちになれない」とよく言っていた。
一方で
金持ち父さんは、「私は金持ちだ。金持ちはそんなことはしない」と、まだ金持ちになる前から言っていた。
その後、貧乏父さんは変わらず貧乏のままで日々の支払いに追われ、金持ち父さんはどんどんお金持ちになっていきました。
この対比を読んだとき、私は自分が無意識のうちに「どうせ自分には無理だ」と決めつけていたことに気づきました。自分は大体これくらいの人間、今後も大して変わらない人生だと自ら思い込んでいました。
さらに、
貧乏父さんは「お金には興味がない」「大切なのはお金じゃない」
と言っていたのに対し、金持ち父さんは「お金は力だ」
と語っていました。
確かに、お金がない人ほど、「お金に興味がない、お金よりも大切なものがある」と言っているかもしれない。実際に、私も当時はそう考えていましたし、お金持ちに対する偏見のようなものを持っていたと思います。
本当は、ただ最初から諦めていただけでした。
資産と負債の違いを知る──私の常識がぶっ壊れた瞬間
次に大きな気づきとなったのが、資産と負債の違い でした。
当時の私は、お金が入れば好きに使い、ブランド品を買い、クレジットカードの支払いに追われる生活を送っていました。
資産は私のポケットにお金を入れてくれる。負債は私のポケットからお金をとっていく。
そんな私に刺さったのが、この考え方です。
金持ちは資産を買う。中流の人間は、資産だと思い込んで負債を買う。
資産は私のポケットにお金を入れてくれるもの。負債は私のポケットからお金をとっていくもの。
というシンプルな定義を知ったとき、自分が負債や価値のないものにお金を使い続けてきたことに気が付きました。これは、本当に大きな気付きだったと思います。
金持ち父さんのいう資産とは、わかりやすいものでいうと株式や債券、収益を生み出す不動産等のことです。
そして、
金持ちは、資産から生み出されたお金で、さらに資産を買う。
というサイクルを知ったとき、お金持ちの世界のルールが自分とはまったく違うことを理解しました。
金持ちは資産から生み出されたお金で資産を買い、さらに金持ちになっていくという仕組みです。当然、資産から生み出されるお金の量はどんどん増えることになります。
資産を買った瞬間、人生が動き出した
この本を読んだあと、私は初めて“資産を買う”という行動を選びました。
それが、株式を買ったことです。
それまでのお金の使い方を見直し、お金を貯めて、ブランド品でも、一時的な楽しみでもなく、 “お金を生み出すもの”を買った。
この小さな一歩が、私の人生を静かに、しかし確実に変え始めました。
失敗への向き合い方が人生を分ける──金持ちと貧乏人を分ける最大の分岐点
最後に大きな気づきとなったのが、「失敗に対する恐怖の扱い方」 でした。
貧乏父さんは、「失敗したくない」「損をしたくない」という思いが強く、挑戦を避けていました。
一方で金持ち父さんは、「失敗は学びだ」「損を恐れていたら、何も得られない」という考え方を持っていました。
この対比を読んだとき、私は過剰に“損を避けている自分”に気が付きました。株式や投資なんて危ない、やるべきではない、そんな常識に囚われて生きていたのです。
成功者は損を経験している
作者のロバート・キヨサキはこの本の中で、以下のように書いています。
成功している人で、損や失敗をしたことがない人を見たことがない。
逆に、
投資等で一度も損をしたことがない人で、今お金に困っている人には数えきれないほど会ってきた。
この現実を知ったとき、失敗を避けることが必ずしも正解ではないと理解しました。
お金持ちになる為には、失敗を恐れずチャレンジし続ける必要があると思ったのです。一般的な常識の範囲内で生きている内は、一般的な範囲内のお金しか得られない。一般的な常識を持った多くの人は支払いに追われ、日々の生活に疲れています。
自分もそうでした。あなたはどうでしょうか。
まとめ
29歳のときに読んだ『金持ち父さん貧乏父さん』は、私の人生を大きく変えました。
- 思考が人生をつくる
- 資産と負債の違いを知る
- 失敗への向き合い方を変える
この3つの気づきが揃ったとき、私は初めて“資産を買う”という行動を選び、そこから人生が静かに好転し始めました。
あの日の小さな一歩が、 結果的に 1億円への道の始まり になったのです。
少しずつで良いです。
自分の中の常識を疑って、思考を変化させていきましょう。


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